・安くエアコンを取り付けたい
・エアコンを自分で取り付けたい
・取り付け方法 道具などが知りたい
👆こんな感じの方のための内容です
エノモトと申します。
住宅機器メーカーのアフターサービスの仕事をしています。主にキッチンや洗面、お風呂などの水回りの仕事をしています。取り付け施工、 修理などで毎日いろいろなお宅に訪問しています
エアコンは全く工事したことがないのですが、今回自宅にDIYで取り付けてみました。コロナ禍で普通は業者に依頼するエアコン取り付けなどをDIYする人が増えた様に思ったのでご紹介します。参考になれば嬉しいです。
買い物リスト
1 エアコン
👆必要最低限のシンプルなエアコンで良かったので他メーカーより安かったこちらにしました。
自分が買った時はアマゾンで¥36,432でした。 翌日すぐ佐川急便で届きました。
2 架台
👆室外機を屋根置きするため購入しました。工事してもらうとオプション料金になるみたいです、、
普通に平置きの場合は👇
3セット配管
👆室内機と室外機を繋ぐガス配管です。接続の際に銅管をラッパ状に加工するフレア加工というヤツをしなくて良い加工済みのセットで電線も入っています、長さは 3M 3.5M 4M 5M 7Mと種類があります 今回は3M使用。
4スリーブ
👆もともとエアコンがない部屋に取り付けしたので壁に配管用の穴を開けたため使用。
5配管化粧カバー
👆配管セットに配管にまくテープが入っていますので、なくても大丈夫です。
必要な道具
自分で用意した道具
・脚立 3尺
・
👆壁に配管用の穴を開ける場合
レンタル道具
・真空ポンプ +真空ゲージ+ チャージホース
・トルクレンチ 2分3分用
・コアドリル65ミリ
は持っていないのでレンタルしました👇
必要な道具はコレに一式入ってました。
今回は使いませんでしたがフレア加工ツールも入っています。
レンタル先は株式会社アイテックという会社で「エアコン 工具 レンタル」で検索するとすぐに出てきます。対応も良く
道具も使いやすかったです。
手順
step1
エアコン取り付け位置に据付板を取り付けます。水平器で確認しつつ 下地のある箇所へビスで固定します。下地がない場合はボードアンカーなどを使用して止めます。
※今回は壁にエアコン用の穴を開けるため、先に穴を開ける位置を決めています。穴がすでに開いている場合は取り付けられる位置が大体決まります。
step2
壁に穴を開けます。下地センサーを使い 柱など干渉しない場所を探ります。
ボードをくり抜いたら 壁内に電線がないことをよく確認し 外壁まで貫通します。
排水勾配をきもち外壁に向かって下げて貫通しました。
スリーブを必要な長さにカットし、差し込みます。
step3
外壁に化粧カバーをつける準備をします。我が家の外壁はモルタルなのでハンマードリルで下穴を開けコンクリートビスで止めます。
化粧カバーは万能挟みなどでカットできます
step4
室内機にセット配管の電線fケーブルを差し込みます。白黒赤で色で分けされています。
step5
室内機にドレンホースを接続します。接続部にはセットに付属のビニールテープでぐるぐる巻きにします。
step6
室内機にセット配管の冷媒管の2分と3分を接続します、この時レンタルしたトルクレンチで規定のトルクで締め付けます。冷媒配管は細く折れやすいので極端に曲げないように注意しながら作業します。
※アイリスオーヤマの場合施工説明書に「フレア面に冷凍機油は塗布しないで下さい。」となっていたので一応 ナイログ(冷媒漏れ防止剤)などは使用しませんでした。
step7
冷媒管、ドレン、Fケーブルをビニールテープで数カ所束ねて穴に通します。室内機を引っ掛けやすいように配管を真っ直ぐにしておきます。
引っ掛けたら室内の作業は終わりです。※まだコンセントは差しません
step8
今回は屋根置きなので専用架台を組み立てます。通常の平置きの場合はこの作業はないです。
step9
架台を屋根に設置する。水平器で確認しながら調整します。この時外に出ている配管を化粧カバーに収めておきます。化粧カバーの外に出る部分は付属の非粘着テープを下から巻きます。
架台は針金で吊るので、間柱のあるところにヒートンをねじ込みます。
👆ドライバーなどを輪っかに通し回すとねじ込みやすいです。
👆周りをコーキングで防水処理します。
👆付属の針金でぐるぐる巻きに固定します。
step10
外壁の配管の隙間をパテで埋めて、化粧カバーを蓋します。
step11
架台に室外機をのせて、配管とfケーブルを接続します。
ここもトルクレンチで締め付けます。
step12
レンタルした真空ポンプで真空引きします。
1、チャージ口にコントロールバルブ、ホースを接続して バルブを開けます、
2、真空ポンプのスイッチを入れ15分くらい引きます。
3、真空ポンプと真空ゲージの間のコックを閉めます
4、真空ポンプを止めて、真空ゲージの数字が変化しないことを確認します(10分位)。※この時数字が大きく変化する場合は配管に漏れがあるので配管をやり直しになります。
5、コントロールバルブを閉めてからチャージ口よりホースを外します。
step13
室外機のガスを解放して、袋ナットのキャップ とバルブカバーを取り付けます。
六角レンチで2分側 3分側 両方半時計回しに回して開けます、この時ガスの入る音がします。
step14
コンセントを差して試運転をして完了です👏👏👏
今回の費用
・エアコン ¥36,432
・エアコン屋根置き架台 ¥3,311
・セット配管 ¥8,129
・スリーブ ¥263
・化粧カバー一式 ¥1,557
・レンタル工具(往復配送代含む) ¥6,300
合計 ¥55,992
今回の場合のような屋根置きや化粧カバーなどは業者に依頼すると追加料金となるため
結果、頼むより安く取り付けることができました。
まとめ
自分で取り付ければ費用は抑えられますが、施工不良による機器の故障などはメーカー保証外なので自己責任となります 。また専門的な特殊な道具もレンタルができますが、脚立の上での作業や、今回のような屋根の上での高所作業はやはり危険なので、取り付ける自宅の事情などをよく検討し、参考にしていていただければ幸いです。
最後まで見て頂きありがとうございました。
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